体験記

私が実際に体験した出来事や思いを、恥を忍んで書きとどめました。

記事一覧

 

まさかこんなことになるとは・・・・・・そんな事件の発端が昨年(2012年)の12月12日午前7時15分ごろでした。息子の嫁さんからの1本の電話に始まりました。「お母さん、今すぐに合って話したいことがあります。」急いで待ち合わせの場所に駆けつけました。「パパが麻薬をやってるみたいなんです!!」「えっ!」一昨日から家に帰らず、昨日職場に行ってみたら様子がおかしい。連れて帰りたくても私一人では無理なので...

 
 

2012年12月13日明け方4時30分ごろ玄関のチャイムが鳴る。息子だった車に乗せるのは危ないから家に車を置き、キーは隠しておいた。知り合いに送ってもらってうちに来たらしい。入ってくるなり「車のカギは?」とあわただしい様子「わからない、、、」誰が持ってるのかと激しい口調で問いただす息子もしかしたら弟が持っているんじゃないか夜勤中の弟の職場に行って持ってくるとすごい剣幕車にはたぶん事前に探し当てた脱...

 
 

2012年12月13日は、忘れたくても忘れられない日息子の早朝の訪問、そして初めて自分の親族が警察に逮捕された日嫁さんが9時ごろやってきました。息子が子供の保育園の周りを車で通って行ったということで、子供がさらわれるかも、そして他の園児たちに危険が及ぶかもしれないと心配していました。ハーブを持って行ったのでやってるし、ますますひどい状態になっているかもしれないとみんなで心配しました。麻薬だけじゃな...

 
 

息子は現在嫁さんの実家で同居しています。大麻所持となれば地方紙に必ず掲載されると聞きました。もちろん住所も・・・・・・・いくら覚悟の上のことだとはいえ、実際に新聞に出たらきっと動揺を隠せないでしょう。相手の父親は大手の会社に勤務しています。こんなことが明るみに出れば勤務先でもほっておけないと思います。実際に新聞に出たのは暮れに差し掛かった28日でした。官公庁の仕事納めの日、もちろん警察も仕事納めの...

 
 

私には息子2人と娘1人がおります。問題の息子は長男で、二男はまだ独身で家におります。娘は隣町に嫁に行きました。(11月の初旬に結婚式を挙げたばかりです)2012年12月14日、幸せに暮らしている娘にこんな事件を打ち明けていいものかどうか迷っていたところに、娘から電話がありました。「これから子供連れて行くからね」ということ泣きはらした顔を娘に見られたくないけど、いずれは話さなければならない・・・・・...

 
 

2012年12月21日前の日に仙台ダルクに初めて電話をしました。若い男の方が応対してくれました。事のいきさつをお話しして、相談に伺えるかどうかを確認しました。とても丁寧な口調で応対していただき、なんとなく安心しているところに、別の方の声が聞こえてきました。「明日の10時半に来てもらって〜」と言っていたようです。どすのきいた声で、「この人が代表の方なんだろうなぁ〜」と感じましたが、なんとなく恐かった...

 
 

仙台ダルクの代表である飯室勉さんも薬物依存に苦しんだ方ということです。ダルクスタッフは、みなさん薬物依存症の方で運営されています。私たちが来た時に応対してくださった方もまた、薬物依存症の回復途中の方ということです。あのおだやかな面立ちにはそんな様子はみじんも感じられませんでした。薬物依存の実態とはなんなのか・・・・・・こんなに普通の人が薬物を使うきっかけとなった理由ってなんだろう?まず、育った環境...

 
 

ダルクは薬物依存症者の回復だけが目的ではなく、その家族の心も回復させようという視野に立って営まれています。そのための手段として「家族会」があります。ここからは、依存者のことを「本人」、親のことを「家族」と表現します。家族会では同じ悩みを持つ者同士、人には言えない心の内を分かち合いながら家族の傷ついた心も癒しながら、薬物依存症という病気について学んでいこうということにも取り組んでいます。初めてダルク...

 
 

あれからしばらく更新しませんでした。私自身、気力が薄れていたんです。ダルクの家族会へは殆ど参加させていただいていたんですが、頭の中が混乱していたのが事実です。本人は2月27日に「懲役6か月、執行猶予3年」という判決を受け、今現在私たちと一緒に暮らしています。この間に起こった出来事は、ストレスも多く普通の精神状態では到底耐えうるものではなかったように思えます。新聞に2回掲載されたこと、本人の嫁さんが...

 
 

4月9日留置場を出てから1か月と11日目・・・・・・・予期していた事態が起こりました。最近の本人の状況は、1週間ぐらい前からそわそわと落ち着きのない態度と、離婚した嫁さんの誹謗中傷(昨日は殺してやる!と怒鳴っていました)睡眠傷害に食欲減退部屋はいつもきれいにしているのですが、臭いが昔のあの青臭いにおいに変な洗剤を混ぜたような一種独特のにおいがしています。もうわかっています。。。。。やっちゃったんで...

 
 

前頁で書いたことの続きになります。本人が務めている職場の社長に、「またハーブをやっている様子がありますので、仕事はくびにしてください!」と電話をしました。2時間後ぐらいに本人と社長が家に来て話し合いをしました。部屋を見たら脱法ハーブの使った跡があったことを伝えました。本人はかなり憤慨していました。社長にもくってかかりましたが、なんとかその場は収まってもう一度職場へともどりました。帰ってくるなりかな...

 
 

つきはなしを実行してから、時々荷物を取りに本人が来ます。家や事務所はこんなことになる前は、鍵もかけずに空けることがほとんどでした。平和だったんでしょうね〜でも最近はちょっと家を空けるにも事務所を空けるにもきちっと鍵をかけます。もちろん窓もいちいち気にしています。でも、、、、本人が来ると何も言えず入れてしまいます。げっそりと痩せてまるで骸骨のようそれでも本人は薬物依存症だとはおもっていません。私や主...

 
 

先日本人の荷物を全部まとめて、隣にある作業場の2階に置きました。これで家に入れる理由がなくなりました。本人から電話が来て、荷物を取りに行くからということでした。その時に電話口で「あなたの荷物は全部まとめて作業場の2階に置いたから、そこから持って行ってね」と伝えました。勝手なことして!と不機嫌になっていましたが、家には入れられないからとだけ言いました。それでも来れば気になるし顔も見たい。気配がしたの...

 
 

最近とくに思うことは、本人がまだ普通に見えた?頃二男の婚約者はひょうきんな子で、「お兄さんってかっこいいですね〜♪」なんて、二男の前で平気で言いますそれを横目に二男はそうだね〜。。。ノホホン(笑)こんなカップルですが、彼女の言うとおり背が高くて足が長くがっしりした体型、鴨居に頭をぶつけて歩くような青年でした。生まれた子も今は長女が小学校入学、二女は4歳のやんちゃ盛りで、特に長女は背がスラッとしてい...

 
 

2013年6月10日本人が家を出てから約2か月余り本当の戦いが今始まろうとしています。(自分との)でも、まだ私の疑問は残っています。覚せい剤を頻繁に使うわけでもない。体が薬物でどうにもならなくなっているわけでもない。脱法ドラッグをたまに使うだけ。なぜつきなはしをやらなければならないのか?本人からの電話「話したいことがある」とのこと家に来ても入れてあげないよと言っても来ました。私がちょっと別の場所に...

 
 

2015年6月14日の会話本人からの電話で、「もうこんな生活は嫌だ!」とのこと本人:「仕事もちゃんとしてるし、寝るところがほしいだけなんだけど、おふくろだけでも俺の味方になってくれ」私: 「私はいつでもあなたの味方だよ。」本人:「このままだと仕事もできなくなる。だから家で寝かせてほしい。せめて風呂だけでもいいから」私:「・・・・・・・・・・・それはできない。自分の力でなんとかして」本人:「ダルクっ...

 
 

何度も何度も本人から電話が来る鳴るたびにドキッとする出てもどう話せばいいのか?本人の要求を拒否する自信がない。ショートメールで「電話に出て お願いします」と・・・・・・・・・・3度目の呼び出しで出ました。案の定、お金貸して。2000円でいいから1分ぐらい無言だったでしょうか貸せない、と言えない食べるものがない、寝る場所がない、風呂に入りたい、せめておふくろだけでも助けてくれついに貸すと言ってしまっ...

 
 

私は、本人がこうなる前の薬物に対する見方と、家族が薬物依存症だと認識してからの見方が一変しました。ダルクの家族会で勉強していくうちに学んだことがよかったのだと思います。薬物に依存することは、病気の症状であること=薬物依存症という症状たとえば、風邪という病気にかかった場合、咳や鼻水、発熱などの症状を引き起こしますが、精神的な病気にかかった場合の症状は、物質依存・行動依存・人間関係依存と、直接身体に出...

 
 

最初に、この私の体験記を全国薬物依存症者家族連合会のホームページにリンクしてくださった管理人の方へ茨城ダルクフォーラムの会場で家族会の方から「○○さんいらっしゃってますか?」とお聞きしたところ「あの方ですよ」と教えていただき、挨拶に伺うべきか迷ったのですが、結局言葉もかけられず帰ってきてしまいました。もし、この記事を読んでいただいていましたら、お見かけしたとだけお伝えしておきます。今度お会いできま...

 
 

本人が家を出て行ってから今まで、様々な葛藤の日々がありました。同じ県内に居ながら、たまに訪ねてくる本人を家に入れないことは並大抵の心境ではありません。最初ダルクに行ったときは、「ここに息子を預ければ依存症は治るんだ!」そんな風に簡単に考えていました。しかし、いくら説得してもダルクに行くとは言わない息子。そればかりか「お前たちはダルクに洗脳されている。お前たちが病気なんじゃねえの?」と問い詰められる...

 
 

ダルク家族会に入会させていただいてからあと2か月余りで1年になろうとしています。そんなに簡単に自分が変われるわけではないけれど、多少の変化はあったように思います。第一に夫婦関係が徐々にですが改善していること。そして、新しい仲間ができたこと。先日の家族会での飯室さんの講義の中で何度となく出てきた言葉が「自分自身の棚卸」でした。私はずっと考えていました。どのタイミングでどんな風に棚卸をしたらいいのか・...

 
 

つきはなしをしてから約半年が経ちました。ここ2か月余り本人からの連絡が途絶えています。ダルクには毎月通っていますが、家族会の先行く仲間たちの本人との出来事は壮絶なものです。それに比べて家の場合はそんなにお金も使っていないし、暴れたことはほんの数回。「本当に家の息子は薬物依存症なのだろうか?」という疑念がふつふつとわいてきました。つきはなしをしていてほんとうにいいのだろうか・・・・・・・こんな疑問が...

 
 

7月13日(日)茨城ダルクフォーラムに行ってきました。岩井さんの印象に残った言葉「今年に入って、亡くなった仲間が7人」近年急増している「脱法ハーブ」は様々な症状を引き起こす。「ハーブを吸って線路に入り亡くなった仲間もいる」実は、うちの息子も最近自動車事故を起こしている。その時ハーブを使っていたのかどうかは定かではありませんが、まずいと思ったのか当て逃げしてパトカーに囲まれ大騒動になったと連絡が入り...

 
 

ジャンベの仲間と楽しそうに笑っている息子がいた。安心しながらも会いたい気持ちが沸々と湧いてきて、手の届かないところにいることにジレンマを感じてしまった。昔の落ち着いた面立ちに戻っていることに安堵もう私のことを頼ることはないと思えてくるのだが、いつかまたスリップしてしまうだろうという疑いの気持ちもあって、「なんで自分の子供なのに信じてあげられないのか」という怒りが込み上げてくる。フェイスブックの友達...

 
 

よくわからずに、1泊2日のAKKのワークショップに参加させていただきました。薬物依存症者本人ではなく、自分自身を見つめなおす良い機会だと思ったからです。一日目は、水澤都加佐(みずさわ つかさ)先生の講義を聞きました。主に「喪失感」についてだったのですが、自分が失ったもの、有形・無形のもの、いろいろと考えてみました。一番最初は息子のことが思い浮かびました。その次に、自分の人生。それから、初めて飼った...