弱虫な母親

2012年12月13日

 

明け方4時30分ごろ玄関のチャイムが鳴る。

 

息子だった

 

車に乗せるのは危ないから家に車を置き、キーは隠しておいた。

 

知り合いに送ってもらってうちに来たらしい。

 

入ってくるなり「車のカギは?」

 

とあわただしい様子

 

「わからない、、、」

 

誰が持ってるのかと激しい口調で問いただす息子

 

もしかしたら弟が持っているんじゃないか

 

夜勤中の弟の職場に行って持ってくるとすごい剣幕

 

車にはたぶん事前に探し当てた脱法ハーブ以外にも何かがあるかもしれない、だから渡すわけにはいかない

 

どうしよう・・・・・・・

 

しょうがない

 

私の車を渡した

 

でも買ったばかりの車

 

でもしょうがなかった

 

主人を起こして言い争いになってお互い殺し合いにでもなったら困る

 

とりあえず8時まで返すようにと約束した。

 

・・・・・・・・・・・

 

8時をまわったばかりの時に息子が車を返しに来た

 

本当に返しに来るなんて驚いた。
もう私の愛車は帰らないと覚悟していたのだ。

 

後でわかることだが、息子の目的は車の中にある脱法ハーブだった。
(事前に探して隠しておいたのだが)

 

たまたま主人は取引先との打ち合わせでその場に居合わせなかったので、息子と二人だけになっていた。

 

「俺のハーブどこにやった?」

 

ああ・・・・きた

 

私一人でどう対処できるのだろう
息子の目はとても怖かった
あれは・・・・・映画に出てくる狼男の目に似ていた
落ちくぼんでらんらんと光っているかのような感じ
こんなの息子じゃない!!

 

私が産んで育てたあのかわいい子供じゃない!!!

 

結局怖さのあまり車も、隠しておいたハーブもやってしまった

 

なんと臆病な人間なんだろう・・・・・自分自身に愕然とした

 

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