必ずしも本人がダルクに繋がるとはかぎらない

本人が家を出て行ってから今まで、様々な葛藤の日々がありました。

 

同じ県内に居ながら、たまに訪ねてくる本人を家に入れないことは並大抵の心境ではありません。

 

最初ダルクに行ったときは、「ここに息子を預ければ依存症は治るんだ!」そんな風に簡単に考えていました。
しかし、いくら説得してもダルクに行くとは言わない息子。そればかりか「お前たちはダルクに洗脳されている。お前たちが病気なんじゃねえの?」と問い詰められることもありました。
実際、犯罪と言っても〜大麻所持〜というだけで、人に危害を加えたり、お金や麻薬欲しさに大胆な犯行に及んだ訳でもない。自分はダルクに居る麻薬常習者みたいに落ちぶれていない。そう考えるのも無理はないかもしれません。
しかしながら、12年もの年月脱法ハーブや大麻に浸かりきった人間に変わりはありません。

 

ここ8か月家族会やフォーラムに通い続けて疑問に思ったことは、ここに来ている家族のうちどれぐらいの割合で本人がダルクと繋がっているかということでした。たぶん繋がっていない家族の方が多いのではないかと感じました。
それじゃ家族会は何のためにあるのか??
ここが一番大事な点だと思います。

 

家族に薬物依存症者がいると、その家族は本人だけが病気だと思い助けようとする。
助けようとすればするほど本人の状態が悪化してしまう。
なぜ悪くなってしまうのか?
それは家族も「共依存」という病気にかかっているからなんです。
共依存とは、本人と悩みを共有してしまうこと。
「本人がこんなに苦しんでいるのは私のせいなんだ。そしてこういう人間に育ててしまったのは私や配偶者が悪いからだ」
「だったら自分も本人と同じように苦しまなくちゃいけない」
家族が苦しんでいるのに自分だけ楽しんではいけない。自分を犠牲にしなくてはいけない。
その思いが本人に伝わり、家族は自分のために何でもしてくれる、自分の後始末は家族がやってくれる、そう思い自分の責任にはしないで家族に責任転嫁してしまう。これは依存症を悪化させてしまうことのなにものでもない。

 

こういう考え方が共依存だという事を家族会で学びました。
そういう考えの元に、本人を一人前の大人だと認め、一緒に暮らすことをやめ、本人がやったことを本人に返すことを実践したら、家族も気が楽になり、本人も自分をしっかりと見つめることができ、少しづつですが大人になっています。
自分で住むところを見つけ、楽しいことを見つけ、仕事を見つけ、頑張っているようです(と思っているのですが、実際薬を続けているのかどうかはわかりません。)わからなくていいと思っています。気になるけど、気にしないようにしています。
気にすればするほどまた私の共依存という病気が重くなってきますから。

 

ここまで考え方が変わったのは、家族会に通い、みんなの話を聞き、経験談を聞くという事を繰り返しているからなんです。
たとえ本人がダルクに繋がらなくても私と夫は1か月に1回の家族会に通うことを決心しています。また、地元の家族会もありますから、月に2回通っています。

 

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