世間体

息子は現在嫁さんの実家で同居しています。

 

大麻所持となれば地方紙に必ず掲載されると聞きました。

 

もちろん住所も・・・・・・・

 

いくら覚悟の上のことだとはいえ、実際に新聞に出たらきっと動揺を隠せないでしょう。

 

相手の父親は大手の会社に勤務しています。

 

こんなことが明るみに出れば勤務先でもほっておけないと思います。

 

実際に新聞に出たのは暮れに差し掛かった28日でした。

 

官公庁の仕事納めの日、もちろん警察も仕事納めの日。

 

事情聴取がスムーズにいったということでしょう。

 

すぐに嫁さんのお母さんに電話しました。

 

「本当に申し訳ありません」

 

お母さんはパニックでした。

 

あまりにも気持ちが昂ったのか、途中で電話を切られてしまいました。

 

その後も電話の前でしばらく頭を垂れて詫びをいれていた自分が滑稽に思えました。

 

いくら詫びても取り返しのつかないことをしてしまったのです。

 

なにをすればいいのか、どうしたら許してもらえるのか、そんなことをずっと考え続けていました。

 

しばらくは外を歩くことすら大変になりました。

 

ゴミ捨ての時に近所の人と会わなければいい
買い物はなるべく知り合いのいかないところまで行こう
町内会の役員を辞めさせてもらおう
パート勤めもやめよう
いっそのことこのうちを出よう

 

そんなことばかり考えました。

 

ある日たばこがきれてやむなく近所のお店に買いに行きました。

 

普通の会話をして普通に買えた

 

なぁ〜んだ。自分が思っているほど人って他人のことなんか気にしてないんだなぁ〜

 

と思う反面、「普通はこんなこと本人の前で露わにするひとなんかいないよね〜。。。蔭ではなに言われているかわかんないぞ」と心の声がつぶやいています。

 

最終的には【人のうわさも75日】とよくいうではないか
と自分に言い聞かせながら普段と変わりない生活を送るしかないという結論に達しました。

 

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